「長寿国ニッポン」が迷走中!?~現代の日本人がはまる無限ループ~
みなさん、おはようございます! FRESH&Co.です。
前回は、「予防文化」より「治療文化」、そして運動習慣もない日本が、昔から長寿国として海外から周知されているのはなぜか?というお話をしました。
――それは日本ならではの「食文化」に秘密があります。
日本に昔から世代をまたいで受け継がれる伝統献立形式―-「一汁三菜(いちじゅうさんさい)」です。
みなさん、イメージしてみてください。
お茶碗に綺麗に盛られたお米、そして旬のお野菜がたっぷり入った汁ものであるお味噌汁、タンパク質が摂取できる主菜、そして根菜や粘質多糖類が摂れる副菜を2品添えて、それが一つのお盆に丁寧に置かれている。
これこそが、非常に健康的、かつ栄養バランスが整った構成なのです。
私たちは、この素晴らしいバランスこそが日本人の魂!だと思っています(笑)
本来、日本人は、この一汁三菜形式が食の基本構成として、食育として世代代々受け継がれてきた結果、世界に誇る「長寿国を実現した」、と言っても過言ではありません。
しかし戦後、日本は食糧難に陥り、米国の占領軍によって、一気に欧米化に変わってしまいました。
小麦・乳製品を中心とした欧米型食生活に変化することで、日本の伝統食である一汁三菜が、失われていった末が、今の日本における食環境となってしまったのです。
また、一汁三菜の日本の伝統が失われた原因の一つとして、核家族化の加速も挙げられます。
欧米化の食生活で育った世代が親になり、昔ながらの日本食の調理方法や知識、文化を家庭で学ぶ機会が非常に少なくなったことも理由の一つです。非常に残念です。。
現代社会において、日本食が失われていった理由が外的環境の影響を強く受けていることはお分かりかと思います。
こんな状況だからこそ、私たちは「食育」が非常に大切だと考えています。
近年、腸活や菌活についてメディアが注目し、様々な企画や情報発信の場があります。
例えば、健康補助食品(サプリメント)や学びを受けられる教育システム、ドリンクなど、とにかく今の世の中には情報が過多かつ錯綜しているように見えます。
そういった状況の中で、私たちのもとにも日々たくさんの問合せがきており、
「この商品はどうですか?」
「腸活にいい商品はありますか?」
「菌活に効果的なサプリメントを教えて欲しい」など・・
現代人は忙しい毎日の中でも、みんな思っているのです。
「健康でありたい」、「今の食生活を改善したい」と――
そのために、インターネットやSNSで情報検索をし、いろんなアイテムを試しては飽きる、それに懲りずにまた新商品が出ると、煌びやかな広告に惹かれて新商品を試しては飽きる、ということを繰り返しているのです。いつも「今度こそは健康になりたい」「キレイになりたい」と最後の願いをかけて――
では、なぜこんな悪循環のような無限のループが発生してしまっているのでしょうか?
みなさんも思い当たる節はありませんか・・?
FRESH&Co.
