世界に誇る私たちの食文化「和食」の知恵
みなさん、こんにちは!
今日は予報に反して午前中からの雨。ときに横なぐりの雨に降られた方も多いのではないでしょうか。
夏だからといってカラダを冷やさないよう、お気をつけくださいね!
さて、前回は「麹」が私たちのカラダにもたらすメリット、その①「栄養価が高まる」というお話をしました。
発酵を促す微生物たちが、腸内環境の改善や抗酸化作用などの健康効果をもたらす、というお話でした。
(私たちはこういった嬉しい麹の効果を発見し、FRESH&Co.の全ての商品に麹を配合することにしました!)
今日は麹の2つ目のメリットについてお話します。
2つ目のメリット、それは「味がおいしくなること」です。
2013年、ユネスコ無形文化遺産に登録されたことでも話題となった伝統的な食文化「和食」。
日本の豊かな自然から採れる食材や、先人の知恵を受け継いできた味、四季ごとの年中行事など食に関する習わしが評価され、遺産登録に至りました。
この和食の核となる「うま味」を作り出していたのが、前回お話しした、目に見えない微生物たちだったのです。
原料が微生物の力で分解され発酵する過程で、アミノ酸やイノシン酸、グアニル酸などの成分が生まれ、これがうま味のもとになります。
発酵食品の独特な香りについても、発酵過程で微生物の作用によって生成される香気成分によるものです。
実はタンパク質にはほとんど味がありません。タンパク質の分子は非常に大きく、人間の舌にある受容体にはまらないため味を感知できないのです。
このタンパク質を分解し、旨味成分を産生するのが「発酵」。
これが「発酵=おいしい」理由のひとつなのです。
私たちの食生活を豊かにしてくれる、微生物たち。
そして、それらを巧みに利用してきた先人たちによる優れた和食の知恵こそが、ユネスコ無形文化遺産登録の理由なのです。
世界に誇るべき、日本の「うま味」をこれからも大切にしていきたいですね^^
FRESH&Co.
