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赤ワインの効能

こんにちは。

寒いですね~、今週は最高気温が2ケタに届かない日が多いようです。

こんな日は、スパイスを効かせたホットワインが恋しくなってきます……。

ところで、皆さんは赤ワインと白ワイン、どちらを飲むことが多いですか?
赤ワインが身体にいい、という話はつとに有名ですが、
これ、何がどう身体にいいのでしょう。

赤ワインの効能を考えるときに、まず最初に知っておきたいのが
「フレンチ・パラドックス」という言葉。
フランスは、ほかのヨーロッパ諸国よりも脂肪分
(肉類などの動物性脂肪や、チーズなどの乳脂肪)の摂取量が多いのに、
動脈硬化の人が少なく、また心疾患による死亡率が低いのだそうです。
ある調査によれば、ほかの欧米諸国に比べて、フランスの心疾患死亡率は
その1/2~1/3程度なのだとか。
この逆説(パラドックス)的な現象が、フレンチ・パラドックスと呼ばれるものです。

ではなぜフランスだけこのようなことが起こるのか。
どうもフランス人が日常的に飲んでいる赤ワインに秘密がありそうだ……。
ということで長年の研究の結果、注目されるようになったのが「ポリフェノール」です。

FRESH&Co.の顧問でもある川嶋朗医師によれば、
「赤ワインは抗酸化作用を持つアントシアニン、レスベラトロールなど
何種類ものポリフェノールを含む。そのため悪玉コレステロールが
酸化されにくくなり、結果として動脈硬化が抑制されるということはいえる」
(日本経済新聞「元気の処方箋」2022/11/21掲載より)
とのこと。

ほかにも、ポリフェノールには神経細胞を保護して認知症の発症リスクを低減したり、
うつ病の発症率を下げるという報告もあるのだそうです。
また赤ワインには利尿作用のあるカリウムが豊富に含まれているため、
むくみ解消が期待できたり、糖質やカロリーも低めである、といったことも。

こう見てくると、「健康になるためには赤ワインを毎日飲まなくちゃ!」
なんて発想も出てきてしまいそうですが……、
とはいえ!
川嶋朗医師はこんなふうにも続けます。
「食に関した研究は短期的にはかなり多くのエビデンスがあるが、
長期間にわたって死亡率を改善するかどうかの研究は少なく、
ワインについても結論を出すのは時期尚早だ」(同)

ポリフェノールが身体によい効果をもたらすことは間違いないので、
飲む量に気をつけて、健康的に赤ワインを楽しんでいきたいですね。

plus oneでも、フランスのオーガニックワイン(赤・白・スパークリング)を
ご用意しています!

※日本経済新聞「元気の処方箋」2022/11/21
「ボージョレ・ヌーボー解禁で考える赤ワインと健康」
(神奈川歯科大学大学院特任教授・医師 川嶋朗さん)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD016PQ0R01C22A1000000/

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